「被害からの回復」に関する犯罪被害者調査-オンライン調査の結果報告書
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29712780警察で事情聴取された際に、「適切に対応された」と感じたかどうかについて尋ねたところ(事情聴取を受けなかった場合は「該当しない」)、「適切に対応された」127名(25.2%)、「適切に対応されなかった」80名(15.9%)、「該当しない」297名(58.9%)であった(図30)。「適切に対応された」「適切に対応されなかった」と感じた理由については、表12の通りであった。「適切に対応された」と感じた理由としては、〈性被害〉では「あなたは悪くないと言ってもらえた」「丁寧に多様な配慮ある対応をしてくれた」といった点が挙がり、〈交通被害〉〈殺人等被害〉でも「親身に話を聞いてくれた」「何度も聞き直してくれた」など丁寧な聴取に関するものが多かった。一方、「適切に対応されなかった」と感じた理由としては、事情聴取の場所の問題や、長時間にわたること、説明不足、聴取の際の被害者の心情への配慮不足などが挙がった。警察;適切に対応された警察;適切に対応されなかった該当しない10-2.警察の事情聴取の対応(図30 表12)図30.警察による事情聴取の対応の適切さ(全体)― 26 ―
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