「被害からの回復」に関する犯罪被害者調査-オンライン調査の結果報告書
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19107378今後、加害者の状況について知りたいと思うかを尋ねたところ、「知りたい」107名(21.2%)、「知りたくない」378名(75.0%)、「その他」19名(3.8%)であった(図38)。被害種別では、〈殺人等被害〉11名(〈殺人等被害〉全体の57.9%)、〈性被害〉30名(〈性被害〉全体の28.8%)、〈その他の被害〉13名(34.2%)は、他の被害種別より、加害者の状況について知りたいと回答する割合が高かった。「知りたい」と回答した者にどのようなことを知りたいかを尋ねたところ、表19の通りであった。〈性被害〉では加害者が再犯していないか知りたいという点が多く挙がり、〈交通被害〉では加害者の現在の生活、反省しているか知りたいといった点が挙がった。〈殺人等被害〉では受刑中の態度や謝罪の気持ちを知りたい等具体的な点が挙がった。知りたい知りたくないその他加害者と直接やり取りしたい(理由)謝罪の言葉と事件から20年たった今の心境を聞きたい。〈殺人等被害〉遺族の生の声を聴かせたい〈殺人等被害〉現在の遺族の気持ちを伝えたい〈殺人等被害〉思いっきり罵倒したい〈殺人等被害〉せめて顔を見てみたい〈殺人等被害〉ずっと謝り続けて欲しい〈殺人等被害〉事件前と後にどういう人生を送ってきたのか聞いてみたい〈暴力被害〉なぜ事件が起きたのか知りたいから。また、事件のない社会にするにはどうすればよいかを考える必要性を感じるから〈その他の被害〉17-3.加害者の状況への関心(図38 表19)加害者と直接やり取りしたくない(理由)DV虐待被害なので加害者と永久に離れるために努力し助けてもらったので伝える必要性を感じない〈DV被害〉二度と関わりたくないため。相手の考えなんて今さらどうでも良い。建設的な話ができる相手ではないため、やりとりするだけ無駄な時間。私の人生から早く抹消させたいから〈DV被害〉怖いから〈DV被害〉思い出したくないし、理解できると思わないから〈ストーカー被害〉話し合いをしても、話し合いにならないので無駄〈その他の被害〉加害者は死亡しているから。生きていたらどう思うかわかりません〈その他の被害〉― 38 ―図38.今後加害者の状況について知りたいか(全体)

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