「被害からの回復」に関する犯罪被害者調査-オンライン調査の結果報告書
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07210510183506266605910015092556584200250「支援機関の関わりがあった」と回答した者226名に対して、図58に示す4つの項目を尋ねたところ、「自分や事件について批判的なことを言われなかった」、「人権を尊重され、守られていると感じた」について「強く/少し感じた」という回答が多かった。一方で、「社会的なつながりがもてるような働きかけがあった」は、「全く/あまり感じなかった」という回答が多かった(図58)。全項目において、刑事裁判(少年審判)の有無、被害種別、年代で分析したが差異はなかった。「人権を尊重され、守られていると感じた」の項目について、「強く/少し感じた」「どちらともいえない」「全く/あまり感じなかった」の3群に分けて、相関を見たところ、「強く/少し感じた」群において、ソーシャル・サポートやPTGが高い傾向が見られたが、K6の値(メンタルヘルス)には差異はなかった。また、「被害後、自分の安全・安心が確保されていると感じた」、「自分や事件について批判的なことを言われなかった」について、性別で見ると、女性の方が支援機関の関わりにおいて「被害後、自分の安全・安心が確保されていると感じた」、「自分や事件について批判的なことを言われなかった」と、より感じていた。自分や事件について批判的なことを言われなかった社会的なつながりがもてるような働きかけがあった被害後、自分の安全・安心が確保されていると感じた人権を尊重され、守られていると感じた全く・あまり感じなかったどちらともいえない強く・少し感じた24-2.支援機関による関わりについての認識(図58)図58.支援機関の関わりについてどのように感じたか― 54 ―

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