「被害からの回復」に関する犯罪被害者調査-オンライン調査の結果報告書
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• 全回答者507名の被害種別は、〈交通被害〉:45.0%、〈性被害〉:20.7%、〈ストーカー被害〉:10.9%、〈DV被害〉:8.1%、〈暴力被害〉:3.9%、〈殺人等被害〉:3.9%、〈その他の被害〉:7.5%(表1)性別(図1 表2)、年代(表3)、世帯状況(表4 図2)、居住地(表5 表6)• 全体の性別は、男性:47.6%、女性:52.2%、その他:0.2%• 年代は、18歳~90歳、平均年齢:47.6歳(SD±12.9)• 全国47都道府県すべてから回答あり。• 回答者は、被害者本人:68.3%、家族:18.7%、遺族:13.1% 〈DV被害〉、〈ストーカー被害〉、〈性被害〉では被害者本人の割合が高かった(図4)。• 事件から(調査時までの)経過年数は、平均:11年(SD±3.2) 「20年―30年」の割合が高かったのは〈性被害〉、「3年未満」の割合が高かったのは〈暴力被害〉(図5)。• 加害者は「逮捕されていない」:34.3%、「不明」:28.4%、「不起訴・審判不開始」:12.7%、「執行猶予」:9.1%、「刑事施設・少年院に入所」:4.0%、「刑事施設・少年院から釈放・退院」:4.2%、「保護観察中」:2.2%等(表6)。 〈殺人等被害〉、〈交通被害〉では「逮捕されている」割合が高かったが、〈DV被害〉、〈ストーカー被害〉、〈性被害〉では、「逮捕されていない」が過半数を占めた(図6)。• 加害者との関係は、「全く無関係の人、知らない人」が最も多く64.9%、「配偶者、元配偶者」:8.1%、「職場、アルバイト先の関係者、学校の関係者」:7.3%等(表7)。 「全く無関係の人、知らない人」は〈交通被害〉では9割以上、〈性被害〉、〈暴力被害〉で6割(図7)。• 被害にあう前の生活・経済的状況は、「普通だった」が最も多く7割以上、「かなり安定していた」:19.6%、「安定していなかった」:7.1% 等。 〈DV被害〉で「安定していなかった」割合が高かった(図8)。回答者の属性は?被害状況は?加害者の状況は? ― 55 ―◆回答者の被害状況と属性回答者はどんな被害にあったか◆被害前後の生活状況と被害後の支援状況 被害前後の生活・経済的状況は?結果のまとめ(要約)

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